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5度目の中国赴任となりました。最初の赴任から20年以上経ち、北京の大きな変化を実感しています。
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内モンゴルで植樹

うちの会社では年間10万本を植樹するという環境保護活動を数年前からやっています。年間10万本と言うのは結構きつい数字で、枯れちゃったり、南にある工場は周囲が緑でボゥボゥで植樹する場所を探すのも大変…ってことで、内モンゴルのオルドス市の林野局と契約し、ダラト旗の砂漠の近くに年間10万本を植樹することにしました。

ってことで、ボランティア活動に参加する全国の社員や日頃お付き合いのある団体、ネットで募集したボランティア参加者と一緒に、ダラト旗へ植樹に行ってきました。


包頭から車で一時間ほど行ったところにダラト旗があります。旗と言うのは、村っていう意味ですね。中国では県というのですが、ここでは旗と言うそうです。途中、黄河を渡ります。…黄河って内モンゴルも通っていたのね。地理がよく分からん。水がほとんどないのですが、昨年は白鳥がいっぱいいたそうです。今年はタイミングがちょっと遅く白鳥はどこかへ飛んで行ってしまったみたい。


こちらがダラト旗の中心…だと思う。こんなところでもビルがにょきにょき建っています。オルドスとかダラトとか、モンゴルっぽいロマンチックな響きの地名が素敵です。朝青竜はドルジだったよね。大阪場所の時に、ドルジという名前のケーキが売られてました。ダラトと言うのはモンゴル語で宮殿と言う意味だとか。ここから更に高速で1時間半行った砂漠の近くで植樹です。


林野局の人たちも参加しての式典の後、植樹開始です。これは去年植えた木。頭の部分の濃い緑のところが1年間で大きくなった部分、1年経ってもまだ小さい。…何年経ったら緑いっぱいになるのかしら。


これが今年植えた木。総勢100人がかりで約500本。あらかじめ林野局の人が穴を開けていてくれていた場所をスコップでさらに掘り、木を置いて、砂を掛けます。足で踏み固めた上に、バケツで運んできた水をあげて出来上がり。ここらの土地は全部砂地でかなり深く掘らないとしっかりと植えられません。普段スコップなど使ったことがないので、結構大変…!途中で内モンゴルテレビの取材を受けたのですが、モゴモゴしてうまく話せなかった…。中国語、勉強しないと。


最後に林野局の人が給水車で水をこんなになるくらい上げてました。こうしないと根付かないそうです。この比較的大きな木は記念樹で、私も1本植えさせてもらいました。

帰り道、林野局の人たちが私たちに代わって植えてくれた砂柳を見に砂漠へ行きました。

この地面から突き出ているのが砂柳。地下に60-70cm植わっているそうで、こんな風に砂に突き刺しただけでも、根付いたら細い枝が地上にたくさん出てくるそうです。こんな風に枯れてもまた生えてくるし、途中で切ったらもっとよく生えてくるし、枯れた枝も燃料やら〇〇やらになるそうで…。林野局の人が一生懸命説明してくれるのだけれど、訛っていて聞き取れません…。

 
クタクタになってホテルに帰ると夕食宴会です。こちらの”貢”は、響砂というこれまたロマンチックな名前が頭についているダラト旗産の白酒です。内モンゴルでは乾杯は白酒のみ…とかで、第一テーブルの私は林野局の人からかなり乾杯攻めにあいました。白酒は手元に徳利を置き、小さなグラスで都度乾杯するのですが、数回乾杯したら、その後は徳利で乾杯になりました。徳利を飲み干すなんて…。38度と軽めだったのでなんとか…。その夜は熟睡です。

宴会ではボランティアで参加してくれた人たちも、壇上であいさつしてくれました。実はうちのような日系企業が中国でこういう活動をするのは自己満足っぽくてどうかな…とも思っていたのですが、ネット応募で参加してくれた一般の人からの、うちの社員自らがこういう地道な活動をしていることを知って、親近感を感じたし、また自分も一緒に参加できてよかったと言う感想を聞いて、とてもうれしかったです。

かなり酔っぱらっていたのですが、最後に”来年また会いましょう!”と挨拶させていただきました。来年まで枯れないでいてくれたらいいけど…。

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