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北京暮らしの毎日を思いつくまま。
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5度目の中国赴任となりました。最初の赴任から20年以上経ち、北京の大きな変化を実感しています。
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おまけ。九寨溝のパンダ


おまけです。九寨溝でみつけたパンダです。四川省だけあってパンダがよく使われています。これは九寨溝の入り口で長蛇の列を仕切っていたポールの上に乗っていたパンダ。何か言いたげな口元。お腹すいた?何か欲しい? 
 
 
九寨溝で巡回していた車の上にもパンダ。なんだかとってもWWFのパンダに似ている。まさか九寨溝でパクリ疑惑?
 
 
九寨溝はこういうバスがたくさん走っていて、スポットからスポットへの移動は歩くかこれを使うことになります。道がかなり蛇行しているのですが、バスは猛スピードで走ります。吊革につかまっていても身体がぐるんぐるん回ります。ここにもパンダ。笹の葉模様もついています。

おまけでした。

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九寨溝のお土産


残念ながら、九寨溝で美味しい食事にはありつけませんでした。お土産は???

まずは銀細工。特にお願いはしていなかったのですが、ガイドさんがコースに入っているとかで、チベット族の村へ。そこは銀細工のマーケットでした。銀には悪いものを吸着する作用があるそうです。湿気が高い高山に住むチベット族は関節痛になりやすく、民族衣装もそういう箇所には銀を使っています。膝とかベルトとか。

・・・腰の銀ベルトは素敵なのだけれど、重いよね、だいたい私が民族衣装を着ているわけでなし、普通の服には似合わない…と、売り子さんに言うと、直接肌につければいいと言われました。うーん、腹巻代わりに銀のベルトを巻いて毎日暮らすなんて。…次に出されたのが銀のお茶碗。普段にご飯を食べてもいいし、中に卵白を入れてラップをかけてから関節の悪いところに当てると具合がよくなる、大変お得なお茶碗です(っと言う風に聞こえたんだけど、違うかも)。うーん、銀のお茶碗って…。次は銀の腕輪。ナント、これで刮痧もできます。模様にはいろいろ意味があって、これは家族の健康を祈る模様です。あなたの年齢にはピッタリ。細いタイプを選ぶと、これは交通安全で車を運転する人ようだと言う。こちらも指輪も素敵ですよ!…結局、腕輪と指輪を購入しました。セールストークに引っかかったかなぁ。 
 

銀マーケットはこんな感じ。観光客がバスで次々と送られてきます。この銀は純度が高く、悪い銀だと火であぶると黒くなるとのことで、その実験もやっています。本物の銀を見分けるには火であぶるか、何とかという薬品で確認することだそうです。グラムで売っているので、私の重い腕輪もそれなりのお値段!齢のせいで指の関節がジンジンと痛んでいたのですが、気のせいか銀の指輪をするとましになりました。
 

次にガイドさん兼運転手に案内されたのが、特産品の漢方薬の原料も売っているお土産モノやさん。これはヒトデかと思ったら夏草冬虫です。こんなに束に丸くしてあるのなんて初めて。たいがい一本ずつ、店頭で貴重そうに並んでいるのに。
 

こちらも貴重な漢方薬らしい。天麻とかいうもので、ここのは質が大変いいそうです。内モンゴル親子の食いつきがすごい!あと川貝とかいうのもすごくいいらしい。…日本人にはチンプンカンプン。
 

でも、これは分かります、サフラン、蔵紅花。サフランをなぜか丸く束にして売っています。偽物は水に入れると水が赤くなるけど、本物は黄色くなります、とお店のおばちゃんが紹介してくれます。…これって今年の315特番でやっていた気がする。運転手兼ガイドさんが、チベット族は高地に住んでいて色黒で頬高だけどシミがないのはサフランを飲んでいるから、これは婦人病に効く、と言っていたのを覚えていて、これには私が食いついてしまいました。一束買ったら一年分だって。毎日飲みはしないから、まぁ3年分はあるね。

あとはビールのアテに青稞(ハダカムギ)を炒ったものとチベット茶を購入しました。銀細工は重くて使いにくいけど、まぁ、思い出になるお土産たちです。

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イケメン揃い、チベット族


今回の旅行で楽しみだったのは康巴と会うこと。旅行に行く前にある人から、四川省のチベット族に康巴という人たちがいてメチャクチャイケメン揃いらしいと聞きました。康定情歌で有名な康定の更に奥に入ったところに行ったとき、なぜかフィンランドなどの北欧の女性がたくさんいて、次々にテントの中に入っていくそうです。テントの中には美丈夫な康巴がいて、彼の遺伝子をもらうべく北欧から女性たちが来ていたとのことでした。??ホント??ぜひ確かめなければ。

ガイド兼運転手のチベット族に聞くと、この辺りには4つの部族があるそうです。康巴しか聞き取れなかったのですが、康巴が一番多いとか。また彼らは身体がとても大きく、女性も平均身長が170cmはあるとか。

チベット族のステージを見たのだけれど、どれが康巴か分からない。でもこの写真の通り、確かに全員イケメンでなんだかセクシー!民族衣装がセクシーに見せるのでしょうか。
 
 
チベット族は黄色、青、緑、赤等の幟を立てたり、小さな旗を飾ったりしています。黄色は太陽、青は空、緑は山、赤は?…忘れた。それぞれの布には経文が書いてあるそうです。でもチベットの女の人はその意味を話せません。知りたかったら男性に尋ねてください、とチベットの女性に言われました。また、未婚の女性を写真に撮ってはいけないそうです。やっぱり神秘的。
 

観光客向けに開放しているチベットの村に行きました。村の入り口で黄色い布をかけてもらいます。その布をチベット人のお坊さんの写真が祭ってある仏壇(?)みたいなところに掛けて、大きな建物の中に入ります。そこがレストラン。 

中はこんな感じで、大勢が火鍋を食べています。司会のおねぇさんがマイクを使って大声で何かを言っています。”何とかカンとか!(多分コンニチワ)”すると周りの観光客が全員で”何とかカンとか、シュー!”。おねぇさんはすごく喜んで和田あきこみたいにVサインをしながら ”イェーィ!”。…なになの? チベット人の歌手による歌等もあるのですが、終わるたびにおねぇさんがVサインで”イェーィ!”。誰か日本人が教えたのかなぁ。



火鍋はこんな感じ。かなり辛いお鍋です。お肉はヤク。お鍋のお肉はOKでしたが、ボイルしたヤクや焼いたヤクはちょっと…。ボイルしたものはなんだがふにゃふにゃで噛みきれない。焼いたものは固くてやっぱり食べられない。チベット族は歯が強いと思う。ヤクの乳のミルクティーは温かくて塩味で、これは美味。
 

”イェーィ!”のおねぇさんは其々のテーブルを回って歌を歌います。歌い終わるまでにお酒を飲み干さないとダメとかで、同じテーブルのおじさんが苦労しながら乾杯しました。出てきたお酒は青稞薬酒。漢方の臭いがするアルコールはあまり高くないお酒でした。青稞は高地で採れるハダカムギ。青稞ビールもありました。…おねぇさんの横に立っている給仕のおにぃさん、やっぱりイケメン!

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高山病を恐れながら、黄龍へ


黄龍は4000メートルのお山を越えてやっとたどり着く山中にありました。8人乗りのケーブルカーに乗って、針葉樹の森をかなり歩きます。標高3000メートル以上の場所なので、ゆっくりとボチボチと歩きます。針葉樹の森から下界に広がる世界が黄龍です。

 

残念ながら朝から結構な雨が降っています。こんなところでゴルフの雨具が役に立ちました。ホテルから一本道を標高3500メートルの空港の方へ。空港を過ぎたところをさらに行き、ガイド兼運転手のチベット族の人から高山病のことをいろいろ聞きます。
今から4000メートルの山を越えて下がったところに黄龍の入り口があり、そこからケーブルカーで3500メートルぐらいまで上がって、徒歩で下がってくる。帰りはまた4000メートルの山を越えて、いったん下がって、また3500メートルの空港へ。そこから北京に戻ります。短時間で上がったり下がったりするので、身体がついていけず、高山病になる人が多いそうです。雨でガスが出ているので、黄龍まで行けるかどうかも分からないが、行けたとしてもケーブルカーで上がってみて、調子が悪かったら、五彩池だけ見て、そのままケーブルカーで下がってきてください。調子が悪くなっても、酸素バーには行かないこと。ここに行くと楽になるけれど、依存性が高いので、また外に出て歩けなくなります。もし酸素バーに入ったら、今日は飛行機で帰らない方がいい。…そんなに高山病は恐ろしいのか…。内モンゴルの親子と一緒にかなりビビり気味。
お山に本格的に登る前にあるテントに寄ります。テントには看護婦さんが詰めていて、高山病のこととか、予防薬のことを聞きます。予防薬は二種類。飲むタイプと酸素水タイプ。心臓病、血圧が高い等の人は酸素水を買ってください。150元なり。…新手の商売か?イエイエ、あまりに高山病にかかる人が多いので、黄龍に行く前に必ず看護婦さんからの事前の体調チェックと高山病対策の説明を受ける規定になったそうです。運転手さんは飲むタイプを、内モンゴルの親子と私は酸素水を購入。  
  

雨は止んだのですが、ガスがすごく出ています。ガス?雲?
お山を登っている途中で眠りかけると、運転手兼ガイドさんが”寝たらあかん!”と起こされます。行きも帰りも絶対寝ないように!…でも、空気が薄いせいか眠い…。そこで運転手兼ガイドさんが”本当にあった話”を披露。大型バスの運転手が団体客を乗せて黄龍へ。おばさんのお客さんが寝ていたので、起きるように2度ほど注意すると、おばさんから”目をつぶっているだけやねん!いちいち声を掛けんといて!”とキツク言い返されます。それからまた目をつぶったのですが、そのままほぉっておきました。黄龍の入り口に着いてお客さんに降ろしチケットを配ると一枚余っています。あれっと思って、バスの中を見るとあのおばさんが眠っています。バスに戻って起こしたのですが、もう起きてきませんでした。”寝ていると、生きているのか死んでいるのか分からないので、ずっと起きているように!”運転手兼ガイドからもう一度注意されたのですが、うーん、なんとなくポイントが違うような…。お話はまだ続きます。…その運転手は結局そのバスを手放すことになります。その後も観光バス業をしていたのですが、全員の客を降ろした後もまだ一人残っているような気配がするのだそうです。怖くて結局バスを売り払ったとのこと。九寨溝運転手アルアル?


途中でヤクの群れに遭遇。ヤクは3000メートル以上にしか生息していないそうで、ここらのチベット族の貴重な食料です。新鮮なお肉は美味しいそうですが、私にはちょっと…。

 
ようやくロープウェイの入り口に到着。ここから6人乗り(8人かなぁ)のゴンドラに乗ってお山の上へ向かいます。


緑の深い針葉樹の森をずんずん歩きます。ガスがかかっているのであまり見晴らしがよくないのが残念。道端には高山植物が咲いていて、分かる人にはきっとワクワクする道なんだと思います。…ただ、結構長い。かなりの標高なので、無理をせずゆっくり歩きます。


やっと林の中から五彩池らしきものが!子供たちからも、ワァーッとの歓声が上がります。温水プールじゃないよね!


雨の中、カッパを着て、傘をさして、見えてきたのがこの眺望。まさに黄龍!

 
空がとても近い。水は流れているのだけれど、とても滑らか。




このブルーは自然界のものとは思えません。うろこのような池も。



 
お山を下りるにつれ晴天に。緑もどんどん濃くなります。陽が差すと暑いくらいです。空が池に映ってより多彩に。

ここから出口まではすぐ。


お山を下りると、また車に乗って4000メートルのお山を越えます。ここは頂上。


3960メートル!富士山より高い!周りで一番高いお山は5000メートル級だそうです。
それでは空港へ。途中でラベンダー畑を通ります。来年はもっと広大になるそうです。高山で生育する野菜や商業植物の耕作には政府の支援が出ているそうで、結構な畑が広がっています。後は薬草やらきのこが取れるそうです。川貝やらマカやら天麻やら…。内モンゴル親子の食いつきがすごい。

さぁ、北京へ。


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別天地! 九寨溝


憧れの九寨溝は、それはそれは神秘的でございました。なんであんなに透明なの?お魚もいないし、鏡みたいにツルツルの水面に空やお山が映り込んで、さらに多彩な色になります。水面は本当に滑らか。表面張力でちょっと浮き上がってるんじゃないかしら。日本酒だったら、おっとっと…と口から迎えに行くところです。



別天地に行くまでには試練がございました。7時から入場できると聞いて、7時にホテルを出発。ホテルの前の道はすでに車でいっぱい。…嫌な予感がします。道端で防寒用ひざ掛けやら帽子やら自撮り棒やらを売っているオバちゃん沿いに歩いていくと…、なんじゃこりゃって思わず声が出ます!どこに行けばいいのやら。…適当に進んでいくと、入り口の表示。6,7レーンに並ばせています。



やっと列に並んだあとでも、前後、左右で中国特有のせこい小競り合いがあるのよね。…疲れる。…どうやら前に並ぶ団体はチケットを持っていないのに、ガイドがまずはと並ばせたらしい。チケットを持っていないと分かると、後ろからガーッと圧力が!私もそれに乗ってガーッと前へ前進。やっとチケットもぎりのところまで到着したのはいいけれど、人がみっちり詰まっていて、…と言うか混乱の極み。ゲートを通れない。…ホンマ、疲れるわ。こういうところで体力を使ってしまうのよね。



九寨溝は徒歩かバスで回りますが、ここからバスに乗るのが一苦労。何が何やら訳が分からず、適当に乗車し、バスから下されました。…でしばらく行くとこの別天地!さっきまでいた山のような人たちは一体どこへ?バスを乗り換えて先に行ったのかしら?人が全然いない!



ざぁーざぁーという水の音もマイナスイオンたっぷりで爽やか。中国にこんなところがあったなんて、心から癒されます。

 

水音が消えて、いきなり現れるのがこの水辺。”海”ではないと思うけど、日本語の”池”の範疇ではないよね。”湖”ってこういうものですか。それとお山の緑が映っていて、どこが境目かよく分からなくなります。東山魁夷の絵でこういうのってありましたよね。白い馬が走っていないか確かめてしまう。



透明度はこんな具合。枯れ木も苔も美しい。人っ子ひとりいないところでこの景色です。どこか別次元に迷い込んだみたいです。



透明の美しい景色はまだまだ続きます。ガイド兼運転手(と言うか運転手がちょっとガイドもしてくれている)のチベット族曰く、九寨溝には114の海がありますが、昨日は115番目の海ができました、人海です。うーん。人の気配のない場所からバスに乗って移動すると、わっ!やっぱり人がいっぱい!





この美しい景色もたくさんの人たちと共有します。運転手兼ガイドさん曰く、10月20日以降の九寨溝がベストとのこと。この緑の木々が紅葉するのですって。それが水面に映ると…、いろいろな映画監督がここを使いたくなるのも分かります。
おいおい、自撮り棒族たち、危ないではないか。自分たちでは分かっていないと思うけど、棒を持って笑顔を作っているのはかなり滑稽ですよ。



この滝はびっくりするほど幅が広くずっと続いています。滝は、水たちが頑張ってしがみついているのに、”あぁ…だめぇー”って感じで落ちていくイメージがあるのですが(そんなことありませんか?)、ここの滝は水たちが喜んで競って飛び込んでいく感じ。なぜか何となく嬉しくなります。



それでも滝の横、下にはこの人、人、人。…中国で人の多さを嘆いても、仕方ないかぁ。



さすが世界遺産だけあって、九寨溝はゴミがきちんと片づけられています。レストランも1か所しかないし、さすがの中国人もゴミはゴミ箱に捨てていました。人がいないところでも、修行僧のようにお掃除をする人。気持ちよく散策できるのは彼らのおかげです。



景色と人に圧倒されて、結局1時過ぎに出てきてしまいました。ガイドさんにはもったいない、早すぎると言われたのですが、Y字型の九寨溝の右も左も両方とも行ったし、真ん中の人が少ないところも朝方楽しんだし、8時に入ったとして5時間ぐらいウロウロしていたことになります。普段5000歩も歩かない私が2万歩以上も歩いている!

駐車場(のようなところ)は、観光バスがびっしり。これは混雑するはずです。バスに座っていたおばぁちゃん曰く、5時に出てきたのに中に入れたのが9時過ぎ。どこも人ばかりであまり見れなかった。とりあえず帰りの車が出るまでの間、できるだけたくさん見てやる!…私が宿泊したホテルは歩いても行けるような九寨溝に近い場所にあってよかったのですが、遠いホテルだと入り口までに時間がかかります。ここは本当に一本道しかありません。入り口ひとつを目指して多くの観光バスや自家用車がやってくるし、駐車場も効率よく運営されているわけでなく駐車するのも大変みたい。だからこそ朝のあの混雑。もう少し、うまく運営したら効率が上がると思うのだけれど。運転手兼ガイドさんに、道をもう少し作ればいいのに…と言うと、この道だけでも自然をずいぶん犠牲にしている。今、綿陽からの道を工事中だけど、道は整備しなくていい…とのたまう。じゃあ、観光客を制限すればいいのに…4万1千人は多すぎて対応できていない、と言うと、最低1日4万人はいないと、外の4万人を養えないと言う。…意味がよく分からないけど、そういうことらしい。でも周辺で商売しているのはチベット族でなく漢民族だと言っていました。



ここは標高が高いせいか、太陽が近い感じです。帰り道、日焼けしないように、ほっかむりをして歩いていると、今朝方はひざ掛けや自撮り棒を売っていたオバちゃん達が今度は果物を売っています。ここではあまり果物は採れないそうですが、成都等から仕入れた果物を売っているそうです。青りんごはとれるらしい。



九寨溝はレストランが一つだけ。カップラーメンやお弁当をみなさん食べていました。私はビスケットを持ち込み、飲み食いはしませんでした。ホテルに帰り、レストランでビールを飲みながらシンガポールビーフン。四川の山奥でこのホテルも別天地です。

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