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北京暮らしの毎日を思いつくまま。
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5度目の中国赴任となりました。最初の赴任から20年以上経ち、北京の大きな変化を実感しています。
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九寨溝に到着!


奇跡的に時間通りに北京から飛行機は飛び、それこそ奇跡的に定刻よりも早く九寨黄龍空港に到着しました。時間は6時前。この青空!!気温が18度と言うことで、急いで薄手のセーターを着込みました。

チベット族のガイド兼運転手さんにも無事に会えて、いざホテルへっと思ったら、あと二人いるとのこと。内モンゴルから北京経由で来た人達らしいのですが、荷物がひとつ北京で止まってしまったらしい。彼らを待つこと30分。漢族の母親と大学生ぐらいの息子の二人連れでした。…きっと私がこの二人のツアーに割り込んだんやわ。

空港は標高3500メートルのところにあるとか。そう言えばちょっと頭が痛い。トイレに入ると、げぇげぇと吐いている人がいる。ホテルは1800メートルのところだし、九寨溝は標高はそんなに高くないから大丈夫だって。でも黄龍は3600メートルぐらいにあるし、4000メートルぐらいのところを通って行くので結構きついらしい。それって富士山より高いの?

空港からはマイクロバスでホテルへ。ずっとホテルまで一本道で、お山をずっと下っていきます。周りの景色は緑が青々と素晴らしい!空がとっても近いし、お天気もとってもいい。途中右手にあるのは岷江河。ちょっと行くと源流が見られるらしい。湧水みたいになっているってことかしら。この河は成都まで流れて、その後長江に合流するそうです。車で源流の近くを通るのですが、源流近くのお水は透明でとってもキレイ。飲めるの?って聞くと、いろいろなミネラル分がかなり入っているので直接は飲まない方がいいとの回答。お水を沸かす時も長めに沸かすそうです。高度が高いので80度で沸騰しちゃうからね…。チベット族が飲まないものを私が飲んだら一発やろね。

途中でお寺やら希望小学やらが見えてきます。地震の後、希望小学校ができたそうですが、それまでは学校がなく、ここら辺の人はお寺で勉強したそうです。寺子屋やね。いつの地震のことを言っているのかよく聞き取れなかったのだけれど、多分2008年の四川大地震のことだと思う。ちょうど北京にいた頃で、確か北京の近くでもほぼ同時に地震があり、北京も少し揺れました。上海はかなり大きかったらしく、ビルの外に避難したと聞きました。

3000メートルぐらいのところにはヤクが放牧されています。ヤクはそれ以上下には行かないらしい。7-8年育ててから食べるらしいけど、新鮮なヤクは美味しいんだって。

そこからしばらく行くと、甘海子という湿地が出てきます。九寨溝の外にある海とのこと。海と言っても池のことで、チベット族は海を見たことがないから池のことを海と呼ぶのだとの説明でした。あの湿地は”池”とも思えないのだけれど。ここらに来ると石造りのお城みたいな建物がたくさん建っています。チベット族ではなく羌族の伝統的な家だそうです。石造りの家は地震の時に多く倒壊したそうです。チベット族は木造の家なのでそれほどひどくなかったらしい。 



ここら辺を過ぎると、急に渋滞に陥りました。なんせ一本道なんでどうしようもない。反対車線を走ればいいのに…とか思うのだけど、そちらも結構な渋滞です。日が暮れてきました。

そのうち、ホテルやらレストラン、土産物屋が並ぶところに出てきます。何やら怪しげなロマンスパークでロマンスショウなるものをやっているらしい。すごく賑やか! 


…にしても、ロマンスショウって怪しすぎる。どんなショーをやってるんでしょう。



9時を過ぎて、やっとホテルに到着。なのに、明日のオプションの件で内モンゴルの母親はチベット族ガイド兼運転手ともめ始めました。…うーん。…やっとチェックイン。…今度はホテルがデポジットを払えと言う。なんでやねん!旅行社に全額払ったやんか!…ガイド兼運転手が泣く泣く自腹。…レストランに滑り込んで冷めたバイキングを突いていたら、またガイドがやってきて、明日の朝は”自分で歩いて行け”とチケットを渡されました。

…うーん、疲れた。もう何でもいいです。また明日。

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北京空港です

自分でチェックインして飛行機に乗り込むのかと思ったら、集合時間の連絡が来ました。送機人と言う人がいて、チェックインを手伝ってくれるらしい。家でまだくつろいでいるときに、突然電話がなって、"今どこにおるんや!"と怒鳴り声。まず名を名乗れ‼︎と私も怒鳴り返す。この人が送機人。私の名前も行き先もフライトも知らず、携帯番号だけ知っているらしい。だいたい3時半のフライトだし、集合時間は1時半との連絡だし、まだ12時前だし。一体何者?1時半に空港で連絡することにして電話を一旦切る。しばらくして、また電話。同じ時間に別の人のアレンジをするので、先に私のボーディングカードを取っておくから、名前を教えろという。あんたら日本人の名前ローマ字読みで聞いてもわからんやろ。案の定、短信で名前とパスポート番号とフライトを連絡しろと言う。大丈夫?と思いつつ、連絡をすると、ここで受け取ってね!っと写真入りの短信が来ました。

ボーディングされていたので、楽チンではあるけれど、言葉遣い、態度がなっとらんではないか。こっちが客なのに、偉そうな!おもてなしって中国語でなんて言うのでしょう?礼儀之心。なんかちょっと違う。

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お休みいただきます

北京もようやく夏らしい暑い日が続くようになりました。最高気温は35度だって。でも今はやっぱり少し曇ってる。空気は…軽度汚染。でも日本よりは過ごしやすいのではないかしら。

少しお休みをいただきました。今から憧れの九寨溝へ行ってきます。北京からの直行便があるのだけれど、最近フライトが荒れているのでちょっと心配。きっとすごい人なんだろうなぁ。

今回は家の近所の国旅にお願いしてアレンジしてもらいました。”最少人数2人からになります”とのことであきらめかけていたら、旅行代理店のおねぇさんが、一人でもOKかもしれないから確認します…と言う。待つこと数日、短信でOKの連絡が。申し込みに行くと、おにぃさんがまた”最少人数2人からになります”と言う。!!!私が今までの経緯を説明し、もう一度おにぃさんが現地と確認し、現地からはやっぱりダメと言われ、その様子を私が睨みつけ…。中国のこういうところに腹が立つのよね!おまけにおにぃさんは言い訳ばかりで”ご迷惑をお掛けしています”の一言もない。中国人の消費者がわがままなのは、日頃からこういうサービスばかり受けていて、お客さん自身が大声で主張をしないと物事が進まないせいかもしれません。日本の旅行代理店でこの扱いはありえない。なぜか分からないけど、結局現地側はOKになりました。吉本新喜劇のお決まりのギャグをなぞっている感じ。申し込んで、お金も払って、それでおしまい。デジタルの時代なので飛行機のチケットとかないのね。旅行の数日前になったら、メールでお知らせします、ってことでした。

…気を取り直して、憧れの九寨溝を楽しみに行ってきます。

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